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アメリカンエンジンの 底力を知れ

皆さんおはようございます。

スポーツカーと言えば代表されるのが、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ
等々、
皆、独自のエンジンを搭載し、それぞれに個性があります。
ではアメリカンのV8に代表されるエンジンはつまらないのか?
けしてそんな事はありません。
確かに現在作られているアメ車の場合は、かなり個性が無くなっている。
私はアメリカで空港に着くとよくレンタカーを借りますが
フォードにしてもクライスラーにしてもシボレーにしても
走らせた感じは無感動

では昔のアメリカンはどうだったのか?
ここにそれに良い解答を与えてくれる車があります。
デトマソ パンテーラ
この車の名前の由来は アルゼンチンの アレッサンドロ デ、トマソという
昔レースドライバーだった男の名前
パンテーラは 英語で言えばパンサー つまり動物の 豹(ひょう)です。
つまりデトマソさんが作ったスポーツカーがこの車
当時、フォードの社長だった、イタリア系のアメリカ人
リーアイアコッカとのコラボで、全米のフォードの販売店をチャンネルに
当時のスポーツカー市場の中ではかなり驚異的な
年間2700台と言う販売台数を記録する (1972年)

そしてその当時のパンテラがここに有る。
エンジンは「351 クリーブランド」 と言われるV型8気筒 OHV
排気量は5800ccだ。 最大トルクは45kg
ミッションはレースカーにもよく使われた 「ZF」 製の5速
私は何回かこの車でラリーイベントに出たが
とても乗りやすく、楽しい車だ。
何が楽しいかと言えば、圧倒的なトルクを感じさせるエンジンのフィール
OHVなので、そんなに高回転まで回るわけでは無いが
スタートから4500回転まで回せば十分にその加速を楽しむことが出来る
これは体感してもらうのが一番良い
次はコーナーでのバランスだ。
パワーステアリングではないので、結構重いが
ねじ伏せていく感覚は結構楽しい
勿論スポーツカーに欠かせない、シフトのフィーリングは
「ZF」 製のとてもシュアーな感覚を味わわせてくれる。
フェラーリよりも軽くて綺麗に決まると言う感覚だ。

最後はそのボディデザイン、
私はこの車は何処から見ても優れたデザインと思う。
一言で言えば、カッコ良い。
そんな大きな欠点が無いと言える、このスポーツカー
お値段は 1250~1500万
他のよくあるスポーツカーの半値以下

今回はこの寒い冬の憂鬱な季節を吹き飛ばすために
無料、試乗会を開催する。
是非、横浜に足を運んでくれ。
帰りにはパンテラの事が忘れられなくなっていることを保証する

予約制だ。
045-663-4660 
フロント しのもとまで。

これはシルバーの試乗車
pantera 2018-nov-1
pantera 2018-nov-2
pantera 2018-nov-3
pantera 2018-nov-6
pantera 2018-nov-4
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pantera march-12
pantera march-13
pantera march-11



この現車はエンジンオバーホール済み
ホーリーのスポーツキャブレターを搭載し、内装も仕上げ済み




3台のBB

皆さんおはようございます。
昨年から気になっていた、「車にかかわる小説」
これを継続してみたいと思います。
ついては、もう10年前になるのですが、私が書いた4つの小説
その中の 「空飛ぶBB」 というのを再校してみます。
丁度、今、365BBと512BBインジェクションが在庫としてありますので
横浜にお越しいただければ、この小説の様に実際に走らせて
体感して頂くことも出来ます。
おそらく、日本でも当社だけでしょう。
是非、フェラーリにとり時代の転換期にあったこの名車をご覧いただくことを
お勧めいたします。

では小説をご覧ください。


空飛ぶ BB  (Flying BB)

歩と出会ったのは LA(ロサンゼルス)からの帰りの JALの中でだった。

普段はUA(ユナイテッド エアー) を使う俺だが (アメリカ国内の移動が楽だから)
この時は行きに友人が同行していて 飛行機旅になれない彼は 
どうしても 日本人フライトアテンダントがいるJALが良いと言ったのだ

JALのビジネスクラスは 当然日本食が出る
築地辺りの 吉兆などの壱流どころが作る 懐石料理だ

たまたま俺のシートのサービスをしたのが 歩(あゆみ)だった
俺は食前酒のシェリーを持ってきた彼女を見て 思わずドキッとした
少し 憂いを湛えたような 瞳
小顔だが シャープなあごのライン
はっきりと 自己主張している 唇
それらの 面影が 涼子に良く似ていたからだ (注、涼子とは事故で亡くなった元ワイフ)
ネームタグには 本庄 歩 とある
本庄さん 名前はあゆみ と呼ぶのですか ?
彼女は 少し恥ずかしそうに ええそうです と はにかんだような笑顔を見せる
LAからのフライトは 成田まで11時間ほどだが 
俺には これから 11時間も彼女と一緒にいられるのかと 嬉しくなった

別に俺は身長もそれほど高くないし (173センチ)
顔立ちも男前と言うほどでは無い
平均的な 日本人と言う感じだ
服装は いつも気を使ってくれていた 涼子のおかげで
小奇麗なものを着る習慣が身に付いているが 別にブランド志向ではない

唯一 時計だけは趣味で 色々な世界の名機と呼ばれるものを 収集している
この日は 珍しくアラン シルベスタイン を腕にはめていた

alan silbestein-1

行きはいつものロレックス GMTをしていたが
LAの 行きつけの時計屋に顔を出すと
そこの マネージャーが
ようこそ、月形さん 今日は面白い時計がありますよ
と言って 其のアランを持ってきたのだった
それは アラン特有の 秒針が蛇のようにくねった 遊び心いっぱいのカラフルな時計だった
幾ら ? と聞くと  5000$ と言う
3000$なら買うよ と言うと 
ちょっと 困ったような顔をして 奥に消えると
4000$ TAX 込みでお願いします と戻ってきた
LAのTAX は結構高いのだ
俺は いいよと言うと ダイナースを取り出し
丁度今しているロレックスを オーバーホールしたかったから  交換で置いていくよ 
と言って アランを腕にはめて外に出た 表のストリートは MELROSE(メルローズストリート) だ 
このストリートに並ぶ 気取りの無い店が好きで良く来る
(注、若者ファッションのデザイナーの登竜門で小さな店に個性あふれる商品が揃っている)

歩はサービスで訪れるたび アランをちらっと見ている
時計 お好きなんですか ? と声をかけると
ええ 月形様が (ビジネスになると 名前で呼んでくれる) していらっしゃる時計が珍しくて
それは アランですよね ?
私の父も時計が好きで それに似たモデルを持っていたんです
俺は 歩との意外な共通点に驚いたが
更に 驚くことが待っていた

時計の他の趣味の話で 俺がディノと ミウラを持っている事を口にすると
彼女は嬉しそうに 目を輝かせて
実は私 BBを3台持っているんです
普通の人に BBと言っても判らないから 話したことはないのですけど
お客様が古いスポーツカーを お好きなので嬉しくなりました

俺は始め BB3台と聞いても ピンと来なかったが
歩の説明を聞いて 理解した
BB3台とは
365BB 512BB 512BB インジェクション この3台のことだったのだ

365GT/4 BB
365BB 2018-2
365BB 2018-3
365BB 2018-1
365BB 2018-4

512BB

512BB 2013-mar-1
512BB 2013-mar-2
512BB 2013-mar-4
512BB 2013-mar-5
512BB 2013-mar-6
512BB 2013-mar-7


でもどうして ? と話を振ると
実は 全て亡くなった父のコレクションだったのです
子供は私しかいないので 全部引き受けました
後で判った事だが 歩の母親は彼女が幼い頃に亡くなり
彼女は父の手一つで 育てられたと言う
車好きの父は休日の度 幼い歩を横に乗せ よくドライブに連れ出した
其の車が BBだったのだ

普通 3台車を持つなら ポルシェ フェラーリ アストンとか
あるいは フェラーリでも モデルを変えるが
歩の父は よほどBBが気に入っていたのだろう
そんな父が昨年亡くなり BBは形見として持っているという

上品な話し方と言い 落ち着いた雰囲気からして 裕福な家庭に育ったようだ
時計はロレックスの ディトジャストをしている
一見 知らない人が見るとステンレスに見えるそれは
時計好きの俺には 直ぐにプラチナだと判った
ゴールドに飽きた時計好きや 派手な外見を嫌う金持ちが好んで選ぶ素材だ
値段はゴールドよりも 高い
これも後で判ったが 彼女も時計が好きで 20数本持っているという
だから俺のアランに興味を持ったのだった

俺はそれらの「BB」は動かしているのですか ? と尋ねた
ええ 私がこういう仕事をしているので なかなか走る機会が無いのですが
出来るだけ 面倒は見ているつもりです
でも 最近主治医だった人がリタイヤして メンテナンスに困っているのです
俺は横浜のキャステルのことを 話した
彼女は是非 紹介して欲しいと言う

改めて見ると 客室乗務員のシンプルな服装ではあるが
すらりと伸びた足 引き締まったウエスト 控えめだがはっきりと主張しているバストなど
ナイスプロポーションだ
上品な顔立ちとあいまって 他のスチュワーデスとは レベルが違う雰囲気を持っている

親しくなってから 其のことを話すと
少しはにかみながら 
今まで多数のお客様や 同僚のパイロットなどからも お付き合いの誘いがあったという
俺は当然だと思った
こんな美人のスッチーを放っておくほうが可笑しいし
スッチーにしておくのが 勿体無いほどだ

私 今までピンと来る人がいなかったのです
この仕事をしているのも 生活のためではなく
家族がいないので 家に帰っても寂しいし 国際線の勤務だから
色々な国を回れて楽しい 
それと ひょっとしたら 運命の人にめぐり合えるかも知れない 
と言う気持ちなのです

そういう彼女は 成城にプール付きの一軒家を持ち 
それとは別に俺の住まいに近い麻布のタワーマンションに部屋を持っていた
普段は其処に帰るという
父から受け継いだ テナントビルを5棟持っていて 
それらの家賃収入で 一月に500万以上の収入があるらしかった
BBを3台維持しても 余裕なわけだ

俺はそんな彼女が 何故俺に好意を持ったのか不思議に思ったが
女は時に直感で物事を判断する
また それが10中8,9当たる物なのだ

ある日 歩からドライブの誘いがあった。
久しぶりに3台のBBを動かしたいと言う。
俺は勿論OKだったが、ドライバーがもう一人要る。
ここは 鞍さんに頼むのが1番正解だと思った。
そうすれば 各々のコンデションを見てもらえるし。

成城の歩の家に俺は初めて訪れた。
趣味の良い洋風の建物だ。大きなシャッターのついたガレージが庭の半分くらいを占めている。
聞くと、亡くなった父上が車にも家の中と同じ環境を与えてやりたいと
完全空調のガレージを作ったのだと言う。
自分の子供のように可愛がっていたようだ。

其の日は良い天気だった。
鞍さんがそれぞれのBBのエンジン始動をかっててくれた。
3台のうち 特に365は気難しいらしい。
1ヶ月もエンジンをかけていないと、ほったらかしにしたのを
責めるように ぐずってなかなか12気筒全部が回りださないと言う。
それをさすがに鞍さんは 馬を手なずけるように1度もストールすることなく
エンジンをウオーミングしていく。
512キャブはより簡単で インジェクションはセルをひねるだけと言う。
ここら辺りで すでに3台の特性が現れている。
ボディカラーは365BBだけが「薄いフレンチブルー」 で他の2台は赤だった。

でも オールレッドはインジェクションのみで 512キャブは下半分が黒のツートンだ。
黒といっても半つやのような感じ。

それぞれのスタートドライバーは 365が鞍さん
512キャブが俺 インジェクションを歩にした。
適当なところで 車をチェンジするつもりだ。
行き先は 箱根にした。

成城からだと 環状8号に出て 用賀インターチェンジから 東名に乗ることになる。
3台のBBはスムーズに 動き出した。
鞍さんを先頭に成城の町並みを走り抜けていく。
前を走る365のテールの下からは 白の耐熱塗装を塗ったマニフォールドが丸見えだ。
それはいかにも高性能を誇示するように美しく曲げられている タコ足というのがぴったりだ
512シリーズは マフラーの形状が違うのとアンダーカウルが大きく
後ろに着いてもマニフォールドは殆ど見えない。

用賀の入り口から東名に乗った。
インターの上り坂を 365が全開で駆け抜けていく。
相当速い こちらもフルスロットルで追いかけていくが 追いつかない。
どうやらエンジンは向こうが一枚上手のようだ、スピードが伸びている。すなわち高回転で更にパワーが出ている感じだ。
さすがに 歩はゆっくりとマイペースで走らせている。
始めの集合ポイントは 海老名のサービスエリアにしたから、そこまで好きなように走れば良い。

俺の乗った512BBキャブは 結構メリハリのある加速をする。
排気量 5000ccもあるわけだから トルクも充分だ。
直進で 150キロくらいからの速度からも 4速に落としてアクセルをフルにすれば トルクの乗った加速をする。
ただ、其のトルクがフラットな感じで、回転を上げても特別変化が見られない。
スピードだけは上がっていくが、スローモーションの映画を見ているようで、わくわくするものが無い。
ためしに、7000回転まで3速で引っ張ってみると やや苦しそうな回り方をする。
どうやら6000回転くらいで シフトアップしたほうがエンジンの特性にあっているようだ。
海老名のPAに着くまでに 俺は大体512キャブのエンジン特性をつかんでいた。

PAでは鞍さんが先に到着し俺たちを待っていた。
エンジンフードを開けて 中を見ながら 365はエンジンの状態が良いと言う
歩に聞くと父上が 1976年頃ほとんど新車に近い状態で 横浜にあったシーサイドモーターから
購入したのだそうだ。
と言うことは、鞍さんもこの車を知っているかもしれない。
訪ねてみると、当時新古車のような365を イタリヤから10台くらい入れたのだそうだ。
その内の1台だろうが、どの車だったかは特定できないと言う。
40年も時を経ているのだから ボディも色を変えているかもしれない。

少しして 歩が512インジェクションを ゆっくりとPAに入れてきた。
上気した顔だが 美しい笑顔がBBに良く似合っている。
久しぶりにドライブしたわ。
とても良い気持ち。 おまけに残りの2台の走る姿も見えて とても幸せ。
今日は二人に感謝するわ。 本当に有難う。
歩はどんな時でも礼儀正しく、燐としている。
この日にあわせて 着てきたと言う赤いフェラーリのジャンパーが
よく似合っていた。

海老名からは俺が365をドライブし、鞍さんがインジェクション 歩が512キャブという布陣になった。
PAを出て本線に合流する。
さっきまでの512と比べると、車体が一回り小さく 軽く感じられる。
カタログでは 365が 1235キロ、 512が 1590キロ とある。
実際はそんなに違わなくて、鞍さんのところで車検の時に計量すると
365が 1440キロから 1460キロ
512が 1530キロから 1560キロくらいだそうだ。
それでも同じくらいの車体で 100キロ違えば其の差は大きい。

1速で加速していくと、4000Rpmからレッドまで あっという間だ。
間髪いれず2速でアクセルを踏み込むと、3500回転くらいからトルクが立ち上がり
山に登るように回転を上げるほど 力が増していく。
しかも512よりも更に水平対抗の滑らかさが出ているようだ。
高回転域のバランスも完璧だ。

男がスポーツカーに求める加速の快感、
それを熟知するように 365は期待を更に上回るレベルで味あわせてくれる。
自然吸気なのに、加給気がついたようなとでも言えばよいのか
それを体感させてくれたのが365BBだった。

ギアーシフトを3速と4速を使い分けて 5000Rpmをキープして走ると
直ぐに厚木のインターに着いてしまった。
此処からは厚木小田原有料道路という、俺の好きなルートだ。
適度なアップダウンとコーナーがあり
交通量もわりと空いている。
制限速度は60キロで 覆面パトも多いから後ろに注意しながら
365を加速させて行く。
東名では判らなかったが、コーナーからの立ち上がりや、車線変更のフットワーク
おまけに軽く踏むと吸い付くような効き方をするブレーキなど
40年前の車とは思えない素晴らしい走り方をする

俺は小田原のサービスエリアまで まるで365とのSEXを楽しむように
アクセルをフルに踏み込み フラット12のハイトーンのシンフォニーを聞き
2センチくらいのストロークしかない 吸い込まれていくようなシフトを楽しんで
カシミヤのような、ブレーキのフィールを味わいながら
もっとこの娘をいじめて、もっと喜ばせて、
もてるエネルギーを全てさらけだし、100%の快感を味わせたい
それを導くことが出来るかは 俺のテクニック次第だと
まるで極上のイタリヤ娘とのSEXそのものが、365のドライブだと感じていた。
ちなみにミウラも極上の快感を味わわせてくれるが
あちらは メスの闘牛で
こちらは サラブレッドの牝馬と言う感じだ。

小田原のSAでBBを休憩させ、みんなの到着を待ちながら改めて眺めてみると、
フロントがボートノーズと言うのか 正面から見ると ノーズの部分が凄くシャープに見える。
後ろに回ると3連のテールレンズがFの伝統を誇らしげに示し
ダミーだが片側3連ずつのテールパイプも遊び心があって面白い。
少し遅れて入ってきた 512達はフロントにエラのようなスポイラーを与えられ
リヤーカウルの形状もワイドになっている。
テールレンズも大きな2灯のタイプだ。

俺は今までBBに3つのモデルがあるのは知っていたが、
こんなにそれぞれが コンセプトが異なるとは思っていなかった。
おそらく ディトナを最後にフロントエンジンを見限った? フェラーリは
次のモデルのBBで あらゆる新しい試み、
ミッドシッップ フラット12
始めて空力を重視した、ボディデザイン (ピニンファリナ初の大型風洞装置を用いてデザインされた)
内装のデザインコンセプトも モダーンなものに変更、
メータもデジタル式の 新しいものなど。(それ以前は全部機械式)
それらを一気に詰め込んだ。それがBBだ。

但し、エンジニアは古き良きFの伝統も残したかったに違いない。
それが現れているのが365BBの3連のテールレンズであり、
車重の軽さであり
エンジンのトルクピークの出し方だっただろう。
多分、その後 アメリカのユーザーなどから エンジンが使いずらい、(V12と比べるとやや低速のトルクが弱い)
スタイルに マッチョさが無い
クラッチが 重い (フロントエンジンに比べると取り回しで重くなる)
などの批判があったのだろう。

フェラーリは最大の顧客である、アメリカマーケットを無視するわけにいかず
其の声に迎合するように、365を 385台のみ生産し
77年からは それのマイナーチェンジの 512を作っていく。
期待?に応えるべく
ボディは リヤーカウルがワイドになり、フロントにマッチョなスポイラーが与えられ
リヤーホイールも7.5から9Jにワイドアップされた
エンジン特性は フラットになり (排気量も拡大し 4300から5000ccへ)
クラッチも、油圧にして軽くした。

81年からは更に イージードライブを狙って?
キャブを辞めて、インジェクションを採用する。
このころから フェラーリはスパルタンなスポーツカーを作る会社ではなく
大量生産に向く、GTカーメーカーへと変貌していくのだ。
唯一の例外は 87年に作った F40だ。
鞍さんに其の意見をぶつけると 全く同意だった。
75年に10数台の365に接した彼には 78年に新車で来た512は
全体的に重く、加速も鈍く感じたと言う。
ただ、81年に入ってきた 512インジエクションは 
キャブよりもエンジンフィールが 滑らかで
新鮮に感じたと言う。

次のドライバー交代は 俺がインジェクションだった。
アイドリングは凄く滑らかだ。
ためしに すっとアクセルを踏んでみる。
グン と回転は上がるが キャブ車 特に365と比べたら
マスが重い感じだ。(フライホイールなど)

鞍さんを先頭に俺が最後に出ていった。
2500回転 くらいからでも 滑らかに加速していく。
512キャブは 同じエンジンレイアウトなのに、少しバサつく感じがする
それに比べると、非常に滑らかだ。
トルクの出方云々は別にして これはこれでなかなか良いなというのが 最初の印象。
ためしに 2速で3000くらいから フルにアクセルを踏み込むと
スーっという感じで 綺麗にふけていく。
ただ、キャブの車のような 荒々しさは無い。
ふと考えると、これは後継車 テスタロッサのエンジンフィールと同じだなと気ずいた。
確かにインジェクション フラット12は全く同じレイアウトだ。
と言うことは、フェラーリは BBでこのエンジンの素質を探っていたのか、と判る。 
ボディはやや重い感じだ、カタログでもこれが1番重いとある。
ためしにステアリングを振ってみると、ついてるタイヤがミシュラン TRX のせいか
少しだるい感じだ。 完全なGTカーと言う感じ。
暫らく走ると 小田原厚木の終点だ。
そのまま 箱根ターンパイクに入る。
この道は 昇りが約 10キロほど続く なかなか面白い道だ。
結構コーナーもあるし、腕に覚えのあるバイクの連中が 早朝から走っている。
前を走る 2台のBBを見ながら
インジェクションのこの車に鞭を入れてみる。
2速と3速を使い分け、3000~4000をキープしながら
走ると、トルクがあるせいか 非常に楽だ。
ただ、そこから 踏み込んでも特にトルクが増えるでもなく、フラットな感じでふけて行くだけで
メリハリは無い。まあ殆どテスタの初期型と変わらないなと言うのが 次の印象。

芦ノ湖を見おろす、大観山のPAで今回のツーリングは終了となった。
3台のキャリーを俺が手配してある。
歩のBBデートのお礼のつもりだ。
キャリーには あらかじめ鞍さんの車と 俺のベンツを搭載しておいた。
成城に集合した時に 先に出発させておいたのだ。
いつもお願いする、Fロードの福原さんは 良く気が聞く人で
3台のキャリーを率い、ノンストップでここまで来たと言う。
彼曰く BB達に負けないように走ってきたとの事。
用事があると言って 先に帰った鞍さんを見送って
俺は 歩にこれからどうする と聞いた。
箱根はあまり知らないから、任せると言う。

時間はお昼になりかけていたので、食事をすることにした。
ターンパイクを今度は下り、小田原の町に下りていく。
結構 急な下りなので、ベンツだと2速ホールドだ。

小田原駅前に着くと 釜飯が旨い 焼き鳥の鳥銀に入った。
ここの備長炭で焼く 手羽先は絶品だ。
歩も生で梅肉をスクランブルした 特製梅サワーを美味しそうに呑んでいる。
少し、上気したほほに瞳がキラキラ輝いて とても可愛い表情だ。

次に俺は 真鶴の手前にある ヒルトンスパリゾートに誘った。
ここは俺のお気に入りの場所で、以前鞍さんのツーリングで連れて行ってもらってから
良く通うようになった。
小高い丘の上に立つ そこは大きなバーデが有り(水着で入る ドイツスタイルの温泉)
野外のジャクジーもあり、箱根の山をまじかに眺めながら 風呂に入るのは最高の気分だ。
今回は歩という美人も横に居るからなおさらだ。
彼女の水着をショップで買ったが、スポーツ水着しかなく少し真面目な感じだったが
スタイルの良い彼女に着せると それで充分だった。
1時間ほどサウナに入ったり 出たりしていると
俺と彼女は すっかり打ち解けていた。

其の夜 俺たちは麻布のマンションに戻ると
初めて結ばれた。
歩は SEXの時もお行儀よく あっと小さな声で喘ぐのだった。
でも俺は今日出合った BB達のことが頭から離れず
歩も BBと同じようにフルスロットルで 歓喜の声を上げるように調教していきたい
そう思うのだった。
勿論、上品な顔に 似合わずグラマラスなボディは 其の素質が充分にある。

終わり

正月過ぎたら、ただの月

皆さんおはようございます。

まず、お詫びです。
このブログが昨年まではホームページのインデックスにアップするごとに
反映されておりましたが、
これを統括するサイトの規約が変更になり、リンクが出来なくなりました。
現在、ほかの方法で復元できるよう調査中です。
それまでは申し訳ありませんが、インデックスにある
「ブログを見る」 
ここをクリックしてご覧ください。
今年も出来るかぎり、頻繁に更新していきたいと思っております。

さて2019年のスタートはいかがですか?
お正月だと浮かれていたら、もう月半ばです。

この日本経済も楽観視出来る要因は見当たりません。
今年も厳しい経済状況が続くでしょう。
私は過去を振り返ることが、未来に繋がる
これが持論です。
なので約10年前の私が書いたブログを見返してみました。

景気の危ういさ  2008年 10月
最近の株の乱高下には我々がいかに脆い世界に生きているかを実感させる。
私は経済の評論家では無いが、最近の世界の動きは非常にぎくしゃくした感じを受ける。
その一番の理由が 利権主義。
何処の国、何処の企業も利益が一番、その他の事はどうでも良いような、、、
人間欲に眼がくらむと先見えなくなると言われるが、現代は正にそれを具現化している。
ニューヨークの株の乱高下しかり、アラブの産油国の横柄な態度しかり。
もう我々は後戻りが出来ないところまで来ているのか、、、
少なくとも頭で考えて反省することくらいは出来るだろう。

このまま行くと、この小さな地球の富の奪い合いが始まりそうな予感がする。
というかもう始まっている。

そう、我々はこの”小さな”地球に大勢で暮らしているのだ。動物も含めて。
ノアの箱舟ではないが地球以外の星に住むことはまだ当分無理だろう。

それでは何故、皆が平和に、少なくとも食料に困らない世界が作れないのか私も含めて深く反省するべきだ。

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ここまで読むと、まるで昨日の事と同じ、
と言う意味は、私も含めて世界全体が何も進歩していないと言う事
はたしてこれで良いのか?
勿論良いわけは無い。
ところが実際は何も進歩、改革、改善 していない。
と言う意味は、おそらく今後10年も過ぎて
2029年、
その頃も同じように貧富の差が広がり、
あちことで、紛争が起き
若者たちのモラルが「将来に対する諦め」から、ますます低下する
その可能性が大だということ。

これ等に対する答えは容易ではない。
最大の理由は「人間は多かれ少なかれエゴの塊だから」
私的にはそんな年の流れ、月日の流れ
それらを傍観する以外手立てはない。

なのでせめて自分の出来る事
後世に自動車文化の象徴である、1970年代の
「人々に夢を与えてくれた」 スポーツカー達
それらを最上の状態で動体保存していく
これを自分の使命としていきたい。
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ランチャ ストラトスのレストア

たかが車屋、されど車屋だ。
もし、共感できる人がいるなら共に行動しよう。
これが年頭の問いかけだ。

2019年1月15日
鞍 和彦

いよいよ平成のラストスパート

皆さんおはようございます。
現在、ホームページのシステムエラーで、インデックスにブログが
表示されない状態になっています。申しわけありません。

さて、平成最後の1月がスタートしました。
5月1日からは新元号に代わるそうです。
とは言いましても、我々一般の国民には元号が変るだけで
日々の生活に特段の変化がある訳ではありません。
いわば、天皇制を維持する日本国だけの行事であり
国際的にはなんのかかわりもありません。
その証拠にアメリカを見てください。
2019年は単なる数字です。
なので、大騒ぎをするのも控えた方が良いと思います。
今度、天皇になられる現在の皇太子さまもそのように思われているのでは
ないでしょうか。

私は歴史が大好きで特に戦国時代から昭和あたりまでの時代が最も興味が
あります。
その流れで言えば、各時代の天皇は何をしていたのか?
端的に言えば、各時代の覇者の都合の良い名代であった。
そう思います。
つまり常に利用される立場。
幕末の、「尊王攘夷」 昭和の軍事政権の天皇の名の下で玉砕を命じた軍人たち
これらを見ても明らかでしょう。
第2次大戦後、連合国司令官「マッカーサー」は
天皇制解体も可能な権力を持っていた。
けれど彼はそれを行わなかった。
何故?
意外ともろい日本人の精神構造を見抜き、
戦国時代と同様、傀儡の象徴を残した方が支配は上手くいく、
そう見抜いたのでしょう。
昭和天皇が直立不動の姿勢で立っている横でマッカーサーが
腰に手を当てている有名な写真がありますが
これを見ても立場は明らかでしょう。
tennnou-1.jpg


アメリカ人には「尊敬」という概念はあっても「敬う」という思考はありません。
何故?
あのでかいアメリカ大陸をヨーロッパから船で渡って来て
苦労して、インディアンを「駆逐」して我がものにした。
だから一番偉いのは自分達。
誰かの為にではなく、自分の為に開墾、開拓した。
だからこそ個人の自由をもっとも大事にする、つまり「個人主義」
なのでトランプ大統領が声高々に言う「アメリカファースト」
これはアメリカ建国の原点である「個人第一主義」
これと完全に同意語。
だからあれだけの賛意が得られる。
もう一つ象徴的なのがアメリカの裁判所における「陪審員制度」
日本もようやく「真似し始めた」が、子供の真似事の様に見える
つまりアメリカでは有罪、無罪も無作為に選ばれた陪審員の評決によってなされる。
裁判官では無い。
これが重要なポイント。つまりあくまでも民意、国民の声を絶対とする。
だから大統領でさえ国民が選ぶ。
翻って我が日本はどうだ?
各派閥、各政党が政治を牛耳り、国民はそれに従うだけ。
日いずる国の天子と呼ばれる天皇を国民の象徴と崇め
東京のど真ん中、昔の江戸城跡に、あの広大な敷地に住まわせている。
それってどんな意味があるの?
なんか可笑しいとちゃう?
そんな声が表に出ないのもこの国の不自然さを表している。
簡単に言えば、日本は目に見えない物を大事にする、有難がる。
アメリカは目に見えるものしか評価しない、
この違いだ。

話をまとめると、我々日本人はもっともっとこの狭い国土に
しっかりと足を踏ん張り、自己、自分と言う物をより鮮明に自覚しなけれならない。
他人の意見に流される、新聞やテレビの言葉を鵜呑みにする
意見を求められても日和見する。
これらの悪癖を新元号とともに改めていく、
良いチャンスではないだろうか?

















2019年 新年のご挨拶

皆さん明けましておめでとうございます。

いよいよ平成最後の年が始まりました。
私も8月には68歳になります。
唯一の親しい友達、三浦商事の三浦さんと最近よく会いますが、
昨日もKMオートの金子さんが横浜に来ると言うので
大黒パーキングで待ち合わせました。
miura-san 2019-1
miura-san 2019-2

昨日は3日ですが、国産車からアメ車の改造車、
欧州車からランボルなどのスーパーカーまで、
現地はごった返しておりました。
トラックなどの大型車両のスペースまで埋め尽くしておりましたので
とうとう警察が出て来て、入場規制と移動をさせられました。
入口と、出口にはカメラ小僧がむらがり、と言っても皆大人ですが、
スマホで盛んに写真を取っておりました。
私は今でもそんなに沢山の車好きがいるのかと感心しましたが
どうやら主な目的は俗にいう「インスタ映え」する画像をとり、
自分のSNS にアップするというものらしいです。

思いだしたのは、私がシーサイドに在籍していた約40年前の1976年ごろ
正しくカメラ小僧(小学生くらいか)達が、会社の玄関前でたむろして
たまに出てくるスーパーカー(と呼ばれた)車達を盛んにカメラで
シャッターを切って撮影しておりました。
その後、現像して紙焼きした写真を学校に持ち寄り
友達に見せて自慢する、
つまり車がメインではなく、車を撮影した自分がメイン
そのやり方は違うけど、やってることは同じ
そう思います。
昔、親交のあった人にこの名刺を貰いました。
seaside motor kura
これは現在のビルの画像
seasid-bill12_20190104134439786.jpg


それはそれで悪い事ではありませんが、
私的にはもっと物事の本質に迫る気持ち、おおげさに言えば勇気
それを持って欲しい、そう思います。
何故なら興味が在っても、それらを遠巻きに眺めているだけでは
何時まで経っても距離は縮まらない、
だからです。

例えばAKBなどのアイドルグループ
そこの誰かメンバーがとても好きになった、
コンサートや、会場にも足しげく通った
けれど現実的にその彼女と手を繋いでデート出来ますか?
万が一はあるかもしれないが、殆ど無理でしょう。

けれど車の場合、勿論ピンからキリまでありますが、
目標さえ立てて努力すれば、その人なりのチカラの範囲で夢は叶います。
つまり見る側で終わるのか、乗る側になるのかその違いです。
昨日、三浦さんは「エンツォ」に乗って来て、
私は「フォードGT40」を走らせました。
エンツォは2億近い値段、GT40も2000の後半
確かに遊び車として金額が大きい事は事実
なので私は今年のキャステルの方針をこう示唆します。
1000万以下のスポーツカーに力を入れる。
例えばフェラーリでも、600~700万くらいで売れるモデルも結構ある
昨年ではモンディアルとか400、412とか売りました。
355も其の範疇です。
そしてお客さんに楽しい時間を持ってもらいたい
その為のサービスを提供するのが当社の目的
だから設立当初から
登記のフルネームは キャステル オート サービス
このサービスの意味を再度確認し、今後の指標にしたいと思います。

今月から早速、手ごろな価格のスポーツカーを仕入れて
皆様に提案していく所存です。
具体的には
ベンツでは 500SL, SL55AMG なにせ私が自分でも所有してきた
大好きなオープンカーなので、よく解ります。
SL 63AMG 2019-1

フェラーリは 先程も言った モンディアルの3リッター、そして3.2T
これはなかなか実用的で走らせても楽しい車です。
12気筒がお望みなら、365GT/4 400、412.
これ等は一番安く買える フェラーリの12気筒です。
特に365GT/4は私の特段のお勧めです。理由はマニュアルだから。
ポルシエは専門店が多数あるので、除外
マセラーティは「メラック」がお勧めですが
シトロ―エンのハイドロシステムをブレーキなどに使っているので
玉を選ぶには慎重さが必要です。勿論私なら出来ます。
なにせ新車の時20台以上売りましたから。

その他、私が目利き出来るのが、イギリスの MGシリーズ
MGB, MGミジェトなど。 あとはトライアンフ TR3  TR4など。
これ等は私が実際に買って持っていた経験があります。

是非貴方の興味がある車を私にお問合せ下さい。
真面目に対応いたします。
どうぞ2019年も宜しくお願い致します。

キャステルオート 代表 鞍 和彦

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